美 術 部 - 4

三年生最後の 学校祭のために
イタバシ先生( 高名な彫刻家 )の指導で
石膏のモニュメントを創る

共同作業での 木組み、ワラつけ、石膏塗り
みんな初めての体験

一週間ほど、夜遅くまでがんばったけど
美術部に入って、初めて と言っていい
充実感でイッパイ

左からヤマクロボク先生ケイゴ

絵は支柱に巻いたワラに
溶いた石膏を手でふりかけ
なじませているところ


みんな、石膏で真っ白になった
( 作業だけで白くなったのではないんです )

          

美 術 部 - 5

リヤカーを引いて 農家に
ワラをもらいに行ったり

先生がいないと
石膏を かけっこして
キャァキャァ喜んだり

パンを食いながら
将来を語りあったり


最後は先生にホメられ
楽しい、一週間だった

学校祭では何の話題にも
なんなかったけどね・・・

美 術 部 - 6

ボク等はビンボー
特にボクはビンボーだから
キャンバスなんか買えない

たいがいベニア板に描いていた

絵の具も、もったいないから増量のため

そのへんにあるもの、石でも枝でも
なんでもかんでも塗り込み
テクスチュアをつけた、と言いわけ

でも、子供の泥遊びみたいで
それなりに楽しかった

いっつも不完全燃焼で
下手な絵を描いていたボクだけど

油絵の具の、あの匂いが
たまらなく懐かしくなることがある

アサと久し振りに会い、旧交を温めた際
仕事をやめたら一緒にスケッチ旅行をしよう
なんて、言ってくれたけど
できる彼は、いくつになっても忙しい
死ぬまでそんな日はこないんだろうなぁ・・・

昭和の子供たち・やよい町15番地