や き ゅ う ( 広 場 )

小学校の低学年も高学年も一緒に
ヤコテン( ソフトテニス用のボール?)
を使って やってた野球は
子供たちの、フォーマルな遊び
この遊びの中で子供のルールを
覚えていったのかもしれない
エースは最年長のイサオちゃん
彼は成績優秀、スポーツ万能
やよい町の子供たちのリーダーだった
変幻自在に変化球を投げ
打てば、ホームラン
ボクたちは まるっきり歯が立たない

メインの球場は、町内のはしっこにある広場
和傘がたくさん干してあって
それにボールをぶっつけ、
よく叱られてた
( 多分、傘屋さんの土地だったんだ )

 
当時まで、タカオカは和傘の有数の生産地で
蛇の目傘はタカオカの職人さんの考案なんですよ

や き ゅ う ( 空 地 )

広場が傘でイッパイで
人数が少なくって、日曜日だったら
工場の狭い空地でやったりもする

地面に三角ベースを描き
いつものように
そこいらに落ちてる木の棒がバット
ストライクだ、ボールだ、ファールだ
って、よくもめたもんだ

 

や き ゅ う ( 路地 )

もっと人数が少ないと
路地でやっていた


打って、走って、
電柱にタッチしてホームにもどれば、
セーフ

 
 

昭和の子供たち・やよい町15番地