わ り ば し ・ て っ ぽ う

子供は飛び道具が好き!

わりばしを何本か組み合わせて作り
基本的には輪ゴムを飛ばすんだけど
工夫して厚紙なんかも飛ばした

ただ撃ってても面白くないから
草むらで保安官と悪者にわかれ西部劇ゴッコ
狙ったところに、まともに飛んでいかない
でも、けっこうドッキドキ



草むらにかくれてジッと悪者を待っていると
色んな生き物を見っけ
虫やトカゲ、カエル・・・・ヘビ
子猫に出会ったとき、戦いは中止になり
保安官と悪者は一緒になって
<わりばし・てっぽう>で子猫を追いかけ回し
カワイソウなことをしてしまった

 ピ ス ト ル

男の子たちには
ブリキのプレスで造られたピストルは必需品

安普請のピストルの背の部分に
丸く巻いた紙火薬を入れ
パンパンパン
鳴らすだけだなんだけど
月光仮面や、七つの顔を持つ男や
西部劇の主人公になりきり


シンチャンに当たったはずや!

ナーン、オマエこそとっくに死んどる!

なんて叫びながら
真剣な顔で路地を走り回り、隠れ
あっちで
パンパン、こっちでパンパン

家ん中で
パンパンやったら、トーチャンに
< うるさい! > って殴られた

ヘナチョコのボクでもピストルを持ってると
気分が高揚、強くなったような気になり
他校下や、公園へ遊びに行く時なんか
護身用にいっつもポケットに入れている



のように
ピストルの背にホルダーがあり
そこにテープ状の巻き火薬をセット
(ボク等はエンシュウと呼んでいた)
エンシュウの端をちょっと出して
ホルダーを納め、引き金を引くと

撃鉄がエンシュウに付いている半玉状の
火薬を打ち
パンパンパン・・・・・
使われた不要の火薬テープは自動的に
外へ送り出される、というスッゴイ仕掛け

破裂した火薬片が顔に当たったり
目に入ったりしてケッコー痛かった

 竹 鉄 砲

竹を削って作った竹鉄砲

弾は、口ん中で
クッチャクッチャかんだ
新聞紙やハナカミ
竹筒にギュウギュウに詰め込んで
突き棒の圧力でポンと飛ばす


ダ液でグチャグチャに濡れた弾は
当たると、ベチャっていう感じで貼りついて

痛いっていうより、気持が悪かった


水鉄砲も同じ要領で作る
ボク以外、みんな器用で
たいがいの遊び道具は自分で作っていた

水道管を使い、火薬で釘を発射させる銃を
作ったやつもいたけど
当然、絶対禁止で
大人に見つかり、怒鳴られ取り上げられてしまう

パ チ ン コ

子供は飛び道具が好き!

パチンコは心おどる飛び道具
これも男の子の必需品

木を削って、みんな自分で作ってたけど
不器用なボクはセキノヤで
針金製のを10円で買う

空き缶や空きビン、スズメなんかを狙い
外れて、人の家のガラスを割り
逃げ帰ったこともある

飛ばした小石が目に当たり
失明した子がいたとかで禁止になっても
学校前のセキノヤでは
ズーッと売っていた

でも、さすがにケンカで
これを使ったことはない、と思う


昭和の子供たち・やよい町15番地