おいしゃさん・ごっこ

おなかが悪いようですネ
 
カンゴフさんカンチョーおねがいします
( 弟が割りばしを手わたす )
 
ではカンチョーします
 
おねがいします
 
割りばしをブスッとお尻の穴に突きさした

 
J ちゃん、痛いって泣きだす
 
ボクはソーッと引き抜くと血がついていた
 
J ちゃん、泣きながら家へ帰ってしまう
 
 
後でカーチャンにすっごく叱られた


 
  

ケ ガ

よくケガをした

野っ原にはクギがついたままの板なんかが
落ちていて薄いゴム靴はカンタンに突き抜け
よく刺さった
五寸クギを甲まで突き通した奴もいる

足の裏にクギが刺さると
まず抜いてヨーチンをベタベタ塗り
なんでか知らないけど傷口を
カナズチでゴンゴン叩く


ズルムケの擦り傷でもヨーチン

切り傷でもハチに刺されても
ムシ歯でもヨーチン
万能薬なんだけど痛い、シミル
赤チンを塗ってもらえる家の奴が
うらやましい

手当てがいいかげんだから、すぐに化膿する

化膿したら、タコの吸い出しっていう
黒紫の塗り薬で膿をしぼり出してた

ケンカして
頭にタンコブ、顏にヒッカキ傷、鼻血
服が破れたって
たいがいの大人は大騒ぎしなかった
親に < バカッ! > って言われて
おまけの一発をくらうのが関の山(泣)

お 医 者 さ ん - 1

病気がひどくなると( たいがい風邪 )
お医者さんがスクーターのうしろに
看護婦さんを乗っけて
家まで往診に来てくれる

お 医 者 さ ん - 2

チョビ・ヒゲをつけてて
太っててカンロクがあって
優しいお医者さんだった

注射を打たれるのはイヤだったけど
風邪の赤い水薬は、ほんのり甘くって
いっつも一週間分を二日で飲んでしまい

ずいぶん叱られたもんだ

昔のお医者さんは
エラソーじゃなくって
親しみやすい人が多かったような
気がする

昭和の子供たち・やよい町15番地