ダ ル マ サ ン が コ ロ ン ダ

鬼になった者が目をかくし
<ダルマサンがコロンダー>
早口で叫んでいるあいだに接近し
鬼にタッチして逃げるんだけど
鬼のストーップの声で止まり
そこからゲームは振り出しに・・・

鬼が叫んで振り返ったとき
動いていたら捕まってしまう

止まった映画みたいな
この一瞬の緊張感がたまらない

 

捕まった者は鬼と手をつなぎ
手を切ってもらうのを待っている

 
うまく接近し、鬼との捕虜の境の手にタッチ
< きったー!> の声でみんな
四方八方に散っていった
  
   
動いてた、動いていないで
よく喧嘩になったよね

キ シ ャ ポ ッ ポ

女は乗せない キシャポッポ

輪っかにした長い縄に何人か入り
シャキシャシュッポシュッポ・・・♪ って
唄いながら走りまわるだけ
地面には一応、線路や停車場を描いているけど
< 脱線しま〜す >

どこかれかまわず町内中を走りまわる

最初はゆっくりだけど
ドンドン速くなってって
息が切れ、疲れちゃったら終点

4〜5年生になってもやってたから
今の子供にくらべ、ずいぶん幼いよね

は じ め の 一歩

ふたつのグループにわかれ
大っきい声で
< はじめーの いーっぽ > と叫び
一歩、ジャンプしてからスタート

それからは大将同士のジャンケンで
パーで勝つと3歩
チョキで2歩、グーで1歩、 進める

そうやって、敵に接近し
敵全員を動かしたり、倒したりすれば
グループの勝利

正面だけじゃなく、背後に回ったりして
ツッパリ、引っぱり、体当たり、足ばらい
ケッコー乱暴に攻撃

弟なんかの小さい子は、最初から逃げ腰で
ジャンケンで勝っても前へ進まず
後ろへドンドン下がっていって勝負にならない

< ダラー!ひきょーもん!こっちこーい! >
って、罵声をあびていた

道具もいらず、何人かいれば
学校の廊下や、運動場、広場、路地
どこででも、やっていた男の子の遊び

お に ご っ こ

ボクたちは オニカイ って言ってた

逃げてる者に 鬼がタッチすれば
鬼が交代するっていう一番 単純な遊び

町内中をフィールドに どこかれかまわず

必死に走って逃げまわる

車なんか走ってないから
事故の心配なんか まるっきり無い

子供は遊びで体力をつけていたんだろうね

学校ではヘナチョコのボクも

町内へ帰ればフツーに
みんなと一緒に 走り回っていた


 
 

昭和の子供たち・やよい町15番地