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汽車はウンコをまき散らしながら走ってる!
っていう噂を聞いて、遠くまで見に行った。
蒸気機関車は駅の停車場で見かけたぐらいで
走ってるところは見たことがない。
しばらく待っていると遠くから汽笛が聞こえ
アッというまに鉄の大きな塊が、黒い煙りと
石炭の臭いを吐きながらガッシュ、ガッシュと
地響きを立てて目の前を通り過ぎていく。
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ボクたちは、その迫力をボーゼンとして見送り
ウンコ のにおい、せんかったのぉ・・・
負け惜しみをつぶやく。
蒸気機関車に初めて乗ったのは中学の修学旅行。
たしかに便器の下に線路が見えていた。
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